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ローポリ講座

■UVマッピング「市松模様で歪み確認」

 

 

モデリングが終わり、いざUVマッピングに入る時に、普通はテクスチャはまだない。

それはそうです、今からUVマップを作ってそれに沿ってテクスチャを描くのが普通だからです。

 

そういう状況で闇雲にUVを展開させる事は無謀すぎるので、

多くの方は「市松模様」のテクスチャを仮に貼り付けながら作業するはずです。

僕もそうします。↓に僕がUVの作業時に使う自作市松テクスチャを一枚貼っておきますのでご自由にお使い下さい。

 

 

画像を保存してお使い下さい。サイズは256*256になってますが、

あなたのテクスチャサイズがいくつか分かりませんけど歪み確認用には充分な解像度かと思います。

縦長、横長のテクスチャを使う場合には、勝手に改変して使ってください。

グレースケールの市松模様を使ってる人を見かけますが、このカラーグラデーションがある事によって

どこにパーツがあるか分かったり、格段に作業しやすいはずです。

 

 

前置きが長くなりましたが、ここからが講座です。

今回は市松模様テクスチャを使ってUVの歪みを確認し、減らす、という講座です。

僕の普段のUVマッピングの一例を元に一緒に勉強していきましょう!

 

顔のUVマップを例に解説していきます。↓モデリングを終えた顔のデータがあります。

 

 

これのUVマッピングを行うので、まずは↓

 

 

このように投縄ツールなどでこの部分を選択します。

 

この選択部分を一気に焼き込みます↓

 

 

そして確認をしてみますと・・・

 

 

赤丸部分が伸びて歪んでますよね。なのでこれを直していきます。

 

 

この赤い辺(頂点)の部分を画像右の矢印の方向へ動かし、調整を行います。

 

そして調整が終わり、歪みが無くなったのがこちら↓

 

 

うん、上手くいきました。これで顔の前側は完成しましたね。

 

 

続いて後ろ半分をやっていきます。

まずは↓同じように投縄ツールで選択して、お好きな角度で焼き込みます。

 

 

そしてこのままだと、分離してて繋ぎ目が出来てしまうので、一体化させてしまいます↓

 

 

この赤い頂点を「単一化」でくっつけてしまいましょう。


そして、歪みを同じ様に無くす作業を行い、調整をします↓

 

 

これで歪みの無い綺麗なUVマップが完成しました!

これは僕のほんの一例に過ぎませんが、これらを全部のパーツで行い、

UVを全て完成させてから初めてテクスチャに移行出来るのであります。

 

UVの歪みは100%除去出来る物ではありませんが、なるべく少なくする事で

せっかく描いたテクスチャをイメージ通りに貼り付ける事が可能になるのです。

 

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